年末を海外で過ごす人々を映すニュースが流れ始めた。僕の海外なんて1999年が最後だもんな。来年は犬を飼い始める前に香港か台湾に行ってみたいと思っている。そんなこんなで明日は神戸でスペイン料理を食べようと思ってるので20年以上前の「フィデワ」について思い出を書いてみよう。
麺を使ったパエリア「フィデワ」(通称メンパエ)の存在を知ったのは飛行機の機内誌を読んでの事。スペインへ飛び立つためブリッジを離れ滑走路に進入している時だった。写真を目にした瞬間「これを食べずしてスペインを去れず」なんて気分になり盛り上がっていたが、その旅行は団体ツアーだったため1日半程度のフリータイムはあったものの「フィデワ」を食することは叶わなかった。そして帰国後すぐに機内誌の記事を手掛かりに作者を探して買った本がこれ。
これが3年間頭から消えなかったメンパエの写真。
最初に目にしたメンパエの衝撃は相当なもので3年間頭を離れることがなかった。「もう行くしかない」奥さまにお願いしてバルセロナへ出発した。「フィデワ」の本場はバレンシアの南にあるガンディアという海辺の町らしいが、バルセロナに1週間も居れば食えるだろう。
バルセロナには早朝到着。すぐ街に出かけ、店先の黒板に書かれた「fideua」の文字を頼りにレストランに入った。スペイン料理では「第1の皿」「第2の皿」といって前菜とメインの料理を注文するそうだが「フィデワ」が食べれりゃそれでいい。メニューに「フィデワ」と載っているのを適当に注文すると、頼みもしないワインが置かれた。聞くとランチに1人1本付いてるんだと。こりゃええわと飲んでたら第1の皿である前菜が運ばれてきた。おいおい前菜が「フィデワ」 じゃが。それも2人前はありそうなネッチョリタイプで想像していたのと違うタイプ。これをニンニク入りマヨネーズ(アリオリソース)を付けて食べるとこれはこれで美味しく感動して食ったのを覚えている。第2の皿で出された「牛肉のワイン煮込み」は若かったあの頃でさえ食べきれなかったけど。写真にあるようなメンパエは街にいっぱいあるバル(喫茶店みたいな居酒屋)でタパス(小皿料理)として朝から食べることができました。

