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今日の晩ごはん


大山酒造「伊佐大泉」は昔の焼酎の味がするそうだ。その味はちょっとわからないが大山酒造は
この「伊佐大泉」の1銘柄だけ作り続けている頑固な蔵らしい。


焼酎を飲み始めて伊佐という地名を冠する焼酎が多いなと思っていた。特に「伊佐美」といえば
元祖まぼろし焼酎として有名だったのですぐにその名前は覚えた。伊佐を冠する焼酎は現在
「伊佐美」と「伊佐錦」「伊佐大泉」の3種類。そしてこれらの焼酎蔵にはおもしろい話がある。


1970年、鹿児島の伊佐郡で、それまであった郡内の焼酎メーカー13社のうち11社が集まり
一つの銘柄「伊佐錦」を造っていこうという画期的な試みのため大口酒造協業組合が設立された。
そしてこの試みに異を唱えた2社が「伊佐美」の甲斐商店と今日飲んだ「伊佐大泉」の大山酒造。
結局この3社が残り、以前の11社のそれぞれのポリシーは組合に吸収され埋没していったんだと。
ほかにも協業とか合名の蔵は多いが地名を冠して競い合っているのはすごいですな。


このように書くと「伊佐錦」が悪者になってしまうが黒麹のNK(ニュークロ)を最初に使い1987年
に大口酒造協業組合が発売した「黒伊佐錦」は大ヒットし今の焼酎ブームの大きな要因となった訳
だから伝統と革新の双方メデタシ!メデタシ!。